2/9のテレビ番組で
よくある「住みたい街ランキング」で
異変が生じていると報じていた。
従来の住みたい街ランキングで上位は
吉祥寺、下北沢、自由が丘などという
お洒落な町や目黒や品川等々の
交通至便な場所が入っていたが…。
今回のTOPはな、なんと本厚木!
さらに2位が大宮、3位が葛西、4位が八王子。
5位:池袋
6位:千葉
7位:蕨
8位:三鷹
9位:柏
10位:川崎
いったい、何故こうなったのか。
1.変化の原因はコロナ
今回の調査は、借りて住みたい街である。
(買って住みたい街だとランキングが変わる)。
原因はコロナとくれば、
そう、リモートワークの進展である。
”出社するのは週に1回ともなると、
何も高い家賃を支払ってまで
都心に留まる必要もない”
”家から往復2時間かかろうが、
週1なら我慢できる”
”それよりは自然が豊かな郊外で
のんびりしたい”
”郊外都市にも駅前には大きなショッピング
モールが出来ているので不便はない”
こういう意見が多いようだ。
ごもっともである。
2.郊外生活は行動範囲を狭くする
私は不動産管理を職業としているので、
一般人よりも数十倍、あるいはそれ以上、
様々な場所に住む人と接触してきた。
その経験と、
2か月間だけだが本厚木に住んだ経験から
言わせてもらうが、
郊外生活はあまりお勧めできない。
なぜなら本厚木レベルの郊外になると、
毎日自宅付近で生活していると、
新宿は本当に遠い世界になってしまう。
本厚木で数十年理髪業を営む私の叔父夫婦は、
数年に一度しか「上京」しないという。
担当していた八王子の物件の住民も同じ。
何しろ市内中心部に出向けば
欲しいものは大抵入手可能だ。
もし無理ならば、今ではAmazonや楽天がある。
だから「何故、銀座まで行く必要があるのか」
という発想になる。
これは高齢者だけではない。
若者世代もそうだ。
”何故に時間と交通費を遣ってまで都心に?”
郊外に住んでいると、数年後、必ずこういう発想になる。
3.駅からバス物件は特に注意
私が本厚木にいた時、駅からは2キロほどだった。
2キロとはバス代を払うには高すぎて、
毎日歩くには遠すぎるという微妙なゾーン。
こういう距離だと、商業施設が集積する駅前
に行くのも億劫になる。
雨が降ってたりすると、食糧がなくても、
インスタントラーメンでいいやって思う。
しかも、ラッシュアワーの時間帯、
このバスが全く使い物にならない状態が
当たり前になっている。
渋滞でとにかく前に進まないのだ。
八王子のように降雪がある場所は特にそうだ。
川崎だとJR川崎駅の海側地区は別の問題がある。
もともと工場街で労務者が多いうえに、
加えて某国の在留民が多くて非常に治安が悪い。
4.郊外でも駅前は賃料が高い
本厚木に話を戻すが、
ニュースで紹介されていた本厚木駅前の物件、
新築であることを差し引いても、
ワンルームでのお家賃月額が世田谷郊外物件と
さほど変わらない。
ならば、狛江辺りで駅徒歩10分物件を選んだ方が
マシではないか。
築20年でもリフォーム済なら新築気分もOKだ。
5.成功例をご紹介
手近なところで選んだわけではないが、
付近に住む私の友人の例をご紹介させて頂く。
彼は杉並区在住で、最寄り駅は営団地下鉄の
丸の内線「新高円寺駅」下車徒歩15分の
マンションに住んでいる。
マンションは築15年で古くない。
広さも家族構成に合致していて狭くない。
賃料は11万円(管理費込み)。
付近には善福寺川緑地という広大な面積の
都立公園がある。タヌキや蛇も住んでいる。
駅徒歩15分というのは確かにキツイが、
彼は自転車通勤なので駅まで5分程度。
しかし勤務先の西新宿までは、
そのまま自転車で走っても自宅から25分。
従って運動を兼ねて会社まで自転車通勤だ。
23区でも、駅から離れると家賃はかなり落ちる。
都心にも短時間で行け、生活圏内だ。
これこそが理想だろう。
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