オリンピック最終日の8月第1週の週末、
台風が西日本から日本海沿岸を駆け抜け、
熱帯低気圧へと威力を弱めながらも
青森県にかなりの水害をもたらしたようだ。
こういう災害のニュースで
住民がテレビカメラに向かっていうセリフ
「もう30年以上もこの土地に住んでいるが、
こんな災害は初めて」
この決まり文句、何度聞いても
私は首をかしげてしまう。
罹災したことには同情するが、
災害の本質を理解していないからだ。
災害は一度も遭遇しないようにするのが鉄則
「こんな災害は初めて」という感想は、
「この土地が災害に襲われるなんて思わなかった」
という考えが背景にあるのではないか。
「だから今回の災害を逃れられなかった」
という理屈だ。
「天災は忘れた頃にやってくる」
と言う諺がある。
つまり災害とは数十年に1回程度しか
遭遇することは普通ないということ。
人の人生が80年だとすると、
1回か2回である。
もしこれが10年に1回あるような場合、
危険地域として認識され、
人々はそこには住まないはずだ。
要するに人は住処を決めるときに、
何の根拠もなく、この土地が
災害に遭うことはないだろうと思っている。
そう信じ込んでいるのだ。
だから↑のようなコメントをしてしまう。
そもそも防災とは、自分が遭遇するとは予想も
できないことに備えることだ。
災害は、水害、土砂、震災、風災、火災
いずれの場合も、家屋を失う場合が多い。
これらの災害に一度も遭遇しないように
備えることが大切なのだ。
ハザードマップを使え!
人間は将来を予測することはできない。
けれど、自分に降りかかってくる災害は
ある程度、予想できる。
その為に各市町村がハザードマップを
用意してくれている。
諸君が仮に自宅付近のハザードマップを
見たことが無いなら、
それは自分の命を軽視していると言わざるを得ない。
若者諸君、災害で死んでいいのですか?
人生、楽しいこともけっこうあるんですよ。
私は50歳代だが、今災害で死んだとすると、
死んでも死にきれず、幽霊になるだろう。
それが嫌だから、自宅付近の
ハザードマップはとっくに確認している。
そしてどうやら現在の自宅が
水害はもとより、土砂崩れの可能性が
極めて少ないという事実を確認した。
地震についてはなんとも言えぬが、
少なくとも地盤が弱い場所ではなさそうだし、
100m先に大規模な公園があるので、
そこを避難所にできそうだ。
風害についても、
周囲に高い工作物(ex鉄塔とか)や木立が
ないのであまり心配しなくても良さそうだ。
火災はやや心配している。
何しろ両隣の家屋とは70㎝しか離れていない。
もろ延焼をくらうだろう。
しかし両隣が同時に発火しない限り
逃げ道は確保されている。
ということで私の住処については、
一応、自分なりに安全だと思っている。
今回、5種類のハザードマップを確認したが、
10分程度で済んだ。
私は10分で安全を確認できたのだ。
この10分を怠ると命が危険に晒される。
人の生き死には、えてしてこうした
些細な手間暇で大きく左右されるものだ。
ハザードマップの見方
ハザードマップってどこ見ればいいの?
という疑問を持っている人、
この記事で疑問を氷解できます。
なんてことはない。
インターネットで
「●●市◇◇町」,「ハザードマップ」
のキーワードで検索するだけである。
ただ携帯だと画面が小さいので
PCを使うことをお勧めする。
今回、東京都中野区の例で示すと↓である。
いろいろ書いてあるが、画面下部の
PDFをクリックする。
すると↓のような地図が出てくる。
水害が発生すると水没する可能性の
高い地区が色別で示されている。
非常に分かりやすい
ハザードマップの種類
↑に災害の種類には大きく
水害、震災、火災、土砂崩れ、風害
があると書いた。
多くの自治体のHPを検索すると
水害、土砂崩れは高い確率で掲載されているが、
震災や火災については乗っていない
ケースもある。
ちなみに↓は中野区の隣の杉並区の
震度情報だ。
火災について情報を発信していない
自治体も多いようだが、
これはハザードマップがなくとも、
自分の目で見てある程度わかる。
①古い木造家屋が密集している
②路地が細く、消防車両が入れない
③区画整理が出来ていない
④ゴミが散乱している家屋が多い
上記に当てはまるようだと危険だ。
火災に関しては放火の可能性もある。
命の守り方は単純 「行動あるのみ」
災害から命を守るのは簡単だ。
小さなことでも良いので、まずは実行すること。
上記のハザードマップを確認して、
危険地域に住んでいる場合は転居が望ましいが、
早々に転居が困難な場合は備えをすること。
私は3階建ての3階に住んでいるので、
とりあえず地上までベランダから
降りされるだけのロープを買った。
その他は以下の通り。
・モバイルバッテリーを2つ
・2ℓの水6本
・市販の防災キット1袋
・リュックサック
ロープと合わせて15000円程度だ。
ただ、大切なのは
自分の周囲から災害の可能性を
徹底的に排除すること。
危険個所には住まない。
これが鉄則。
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