【天災に備えよ】住む街の選び方

不動産運用

私は東京在住が早いものでもう30年を超えた。
その間に、自然現象で本当にヤバイと思った
ことが3度ある。

・東日本大震災(2011年3月)
・40センチ積雪(2014年2月)
・台風19号(2019年10月)

この経験を踏まえて、自然災害を回避できる
住まい選びをご紹介したい。

結論としては、↓を避けることだ。
・海抜が低いところ
・区画整理されていない住宅密集地
・タワマン(未知数)
・急こう配地(地名に注意)

1.東日本大震災

東京は震度5だった。
私の住まいは鉄筋コンクリート3階建て
の3階である。

私はたまたま代休で在宅しており、
ベッドで昼寝をしていたのだが、
地の底から湧いてくるような振動に
仰天して飛び起きたのだった。

その後の数分間の酷かったのなんのって。
私は買ったばかりの大型テレビが棚から
落ちないように支えるのがやっとで、
本棚から大量の書籍やCDが
雨のように降っているのを呆然と
見ているばかりだった。

確かその後1か月ほど余震が続き、
原発事故もあって町の街灯が消え、
夜の8時でもいつもでは考えられないほど
街全体が暗かった。

2.40センチ積雪

私の出身地の四国は雪はさほど降らないが、
私の地元は結構標高が高かったので、
年に1度くらいは膝の高さまで雪が積もる。

しかし東京では10センチ積もることが
年に1度あるかないかだ。
そういえば、ここ3年ほど、東京では
1回も積雪がないと思う。

ところが2014年、そんな東京になんと
40センチもの積雪があったのだ。

予報では確かに大雪になるということだったが、
まさかそんなに降るとは思わなかった。

夕方あたりから積雪の勢いが強くなり、
窓の外は雪一色。
ベランダの塀に積みあがった雪が
信じられない高さになっていた。

家に夕食がなかったので慌てて
近所のコンビニまで行こうとしたが、
猛吹雪に見舞われ遭難するかと思い、
断念して家に戻ったほどだった。

3.台風19号

例の武蔵小杉のタワマンが浸水事件を
起こしたときの台風だ。

私自身の損害は自転車のライトが破損した
程度だったが、何よりも大変な暴風雨で、
鉄筋コンクリート造の我が家が確かに
大きく揺れていたのを思い出す。

この時、千葉県では大規模な被害が出た。

4.天災に遭遇する可能性

上記の3つの天災では、大げさではなく
命の危険性を感じた。
東京在住が30年少々なので、
たまたまかもしれないが、
10年に1度ということになる。

しかし言われてみれば、それくらいは
覚悟しておくべきではないだろうか。

近年、地球温暖化で従来では考えられない
ような現象が起きている。

そう考えると10年に1度以上ではないか。

5.住むところを選んでリスク軽減しよう

私は現在、東京23区の西部に暮している。
30年以上も前、上京した際に、
たまたま縁あって住むようになったのだが、
これは大正解だったようだ。

(1)海抜にご注意

というのも、23区の東部は、台風などの際に、
水没するリスクが相当に高いのだそうだ。
具体的には江戸川、隅田、江東、足立、葛飾。
いわゆる「海抜ゼロメートル地帯」だ。

先日、足立区梅島の環7付近を歩いていると、
「この付近は海抜1mです」という標識を見て、
びっくりした。

梅島付近は東京湾の海岸線から
10キロ以上内陸のはずなのに、1mとは…。

東京23区東部の大部分が浸水

台風もさることながら、30年以内に7割の確率で
起こるとされている大地震によって津波が
発生した場合、23区東部はどうなるのだろう。

東日本大震災の際は、高さ20~30メートルもの
津波が来たというではないか。
海抜1mでは話にならない。

その点、私の住む場所は海岸線から15キロ以上
あるし、何より海抜が40m以上ある。

しかも私の住む建物はちょっとした丘の上にあり、
東西南北、いずれの方向に進んでも
緩い下り坂になっている。
つまり浸水の可能性はまずないだろう。

ちなみに自分の住む場所の海抜は
NETですぐに検索できる。

(2)地形や起伏に注意

全国一のお屋敷街である芦屋。
一見の価値はある。
なだらかな斜面に大きな邸宅が並んでいる。

窓からの見晴らしはさぞかしだろうが、
急斜面や起伏の激しい場所は要注意。

盛土や切土は大雨で地崩れしやすい。

水はけの悪い地層ならなおさら。

京急線の上大岡から横須賀にかけては
こういう急斜面に多くの家やマンションが
建てられている。

中にはわざわざ崖地にマンションを作って
いるケースもチラホラ。

田園都市線のたまプラーザ駅付近も同様。

やはり可能な限り平坦な土地が良い。

(3)地名に注意

目黒区に「蛇崩」という地名がある。
これなど要注意だ。
きっと昔、川が大水で氾濫し蛇のように
民家を襲ったことがあったのだろう。

再開発等で昔の地名が徐々に消えつつあるが、
過去に災害があった地区には、それを思わせる
地名が付いていることが多い。

この他、「谷」「久保(窪)」「池」「沢」
といった文字がついている地名も注意。

渋谷、四谷、千駄ヶ谷、荻窪、大久保、池袋、
沼袋、溜池、下北沢…。

こういった文字が付いている土地は、
かつて湿地帯で地盤が弱かったり、
地崩れがあったのだろう。

渋谷などは、JR渋谷駅から東西南北、
どの方角も上り坂になっていて水害に弱いので、
渋谷駅地下に巨大な貯水槽を作っている。

(4)住宅密集地に注意

以前、別記事でも書いたが、住宅密集地は
非常にリスキーだ。
そのような土地は環七沿線に多いようだ。

特に高円寺界隈などはとにかく画地が
不整形で、道が曲がりくねっている。
しかも細いので小型車も入れないような
道が至る所にある。

そういうところに限って古いアパートや
ワンルームが密集している。

道にはゴミが散らかし放題で、
管理が行き届いていない物件が多い。

こういうところは火事や地震で
大きな被害を受けることだろう。
家賃が安いとか、駅から近いとかで
選びたいのはわかるが、何よりも命が大切だ。

(5)タワマンは未知数

タワマンはここ数年で人気に陰りが出始めた。
2019年の武蔵小杉の事件が影響している。

タワマンはきっと様々な最新の防災設備が
備わっているとは思うが、何分、
未知の部分が多すぎる。

武蔵小杉にしても、まさか多摩川の逆流で
マンションの発電施設が冠水してエレベータが
止まってしまうなんて誰が予想しただろう。

今後も想定外の事態がやってくると思う。

何よりも一つの建物に千人、二千人も住んで
いるなんて、有事に何が起こるか
わかったもんじゃない。

6.家は賃貸が主流に?

長年、家については
「購入」VS「賃貸」論争が行われてきたが、
もう勝負が着いたように思われる。

折しも昨日のネットニュースで
2021年の出生者数が76万人程度になると
予測されるという記事があった。
2016年に101万人まで減少して大きなニュース
になったが、僅か5年で約25%も減ってしまった。

それでなくともリモートワークが進んでいる。
もはや高い金をだしてまで都会に住む必要
はないのである。
また駅前に住む必要もなくなりつつある。

もし私が週1出勤のリモートワークになったら、
今住んでいる23区にいるだろうか。

慣れ親しんだ東京を離れるつもりはないが、
例えばもう少し多摩寄りの駅徒歩25分
なんて場所に住もうと思う。

きっと家賃は安いだろうし、
平たい土地に建てられた3階建て以下の建物
に住めるだろう。

 

 

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