【保存版】不動産業者が薦める大型地震への備え

時事ネタ

2/13日夜の地震、いや驚いた。

地震なんて、年に数回あるので
まったく気にもしないのだが、
今回のは10年前の3.11以来の大きさだった。

まさに「天災は忘れたころにやってくる」だ。

私の住むエリアは震度4.5だったとか。

テレビでは地震から数時間を経た後も
地震関連のニュースばかりだ。

向う1週間ほどは余震があるようだ。
今回同様の震度6程度が予想されるという。

ということで、以下に不動産業界人としての
お役立ち情報を書いてみる。



1.水回り

私の自宅は築20年の鉄筋コンクリ造で
3階建ての3階。
低層建物だが、かなり揺れた。

①洗濯機に繋いである水道が危ない

こういう地震の際に必ず起きるのが漏水事故。

いちばん危ないのが全自動洗濯機だ。
洗濯機に繋いである水を入れる蛇口は毎回、
洗濯の度に閉めておかなければいけない。
幾ら全自動でも、水に関しては
全自動にしてはいけないのだ。

何故ならば、今回くらいの震度だと
洗濯機が倒れたりホースが抜けた場合、
蛇口を開けたままにしておくと
水は永遠に出続ける。

留守が多い家庭は、これが必須。
マンションの上層階でこれをやってしまうと、
後で莫大な損害賠償事件になる。

②風呂の水は翌日に捨てる。

風呂に最後に入った人が栓を抜く。
…というのが常識かもしれぬが、
風呂の水は可能な限り、
翌日水を入れるまで捨てないこと。

これは断水した際に備え、
トイレの汚物を流すためだ。

これをしないと、飲料水を使う羽目になる。

③火災保険は必須。

家賃が何十万円もするような高級マンション
に住んでいる人でも、
意外に保険未加入のケースが多い。

「管理組合が入っているから大丈夫」

これは大きな間違い。
管理組合の保険が担保するのは
あくまでも共用部分が起因の事故。

①の洗濯機のように専有部分から発生した
漏水は対象外であることが多い。

保険に入ってないと賠償金は全額負担となる。
ちなみに10万や20万円ではない。
被害が大きい場合、
下手すると2桁多い金額もあり得る。

保険料は年間、高くて数万円だ。



2.共用部分

①ベランダには物を置かない

建物が損壊したような場合に起こるのが
閉じ込められること。

建物が大きく損壊した場合、
ドアが開かなくなることが非常に多い。

となると外に出るには窓かベランダしかない。
高層階建物だと窓からの脱出は不可能。
ベランダの非常ハシゴを使うしかないが、
経験上、これが使えた事例がとても少ない。

何故ならば、ベランダを倉庫にしている
住民がやたらと多いのだ。

酷いケースでは盆栽公園状態もある。
これでは非難ハッチがすぐに開かない

ベランダは専用使用権が認められているが、
立派な共用部分である。
本来、私物を置くことは規約でも
禁止されている。

もし自分のベランダの私物のせいで
救えた命が救えなかったとしたら、
これは大変罪が重い。

②廊下と非常階段

ベランダ同様に廊下を物置と思っている
住人も、これまた多いのである。

宅配BOX程度ならばまだしも、
箪笥のような大型家具を置く例もある。

非常階段も同様。

こういう連中は管理会社がいくら注意しても
全く聞く耳をもたない。

困ったことに築数十年のボロボロ物件に
限って多いのだ。

こういう防災意識のない建物に入居したら
万一の際、生き残れない。

③エレベータ

これは個人で備えることが出来ない。
建物オーナーや管理組合が決めることだから。

しかし唯一できることがある。
それは低層階に住むということだ。

高級タワマンの最上階に住むという夢は
私にもあるけれど、
2年前の武蔵小杉の例でもあるように、
高層階はエレベータが止まると生活が出来ない。

眺望の良さやセレブ気分も大切かもしれぬが、
私は遠慮したい。

別記事でも書いたが、
近頃では3密対策で、エレベータの収容人数を
限定するマンションが増えたことで、
深刻なエレベータ難民が発生しているという。

”地に足の着いた人生を選べ”というが、
この処世訓は防災面でも真実かもしれない。

3.電気・ガス回り

近頃のタワマンには専用の発電機があるし、
私自身東京在住36年だが、
一度も停電に遭遇したことはない。

そうはいっても備えは必要だ。

まずは照明器具と携帯ラジオ。
これはホームセンターですぐに手に入る。

停電の場合、携帯電話も使えない場合が
多いのでラジオも必須。

困るのが暑さ・寒さ対策。
築浅の物件はオール電化だったりする。
これで停電されたら何もできない。

という訳で、私は暖房はガスを使っている。

後、冷蔵庫には普段から多めの氷を
常備している。腐敗防止用でもある。

電気について大切なのは、
もし避難所などに避難する場合、
必ず電気ブレーカーを落とすこと。

停電が解消されたとき、
ヒーターなどがONになっていると
通電火災を招いてしまうから必須だ。

ガスが停止した場合、
3.11の際に実際に体験したのだが、
ガスメーターにリセットボタンがあって、
それを押すとすぐに再開された。

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4.食料等

東京23区のようなところだと、
そんなに多くの食料備蓄は不要だろう。
気の利いた管理組合だと非常用食料を
用意してくれているし、
緊急事態になったらコンビニがある。

これで2,3日はしのげるはず。

問題は水。
これがないと何かと不便だ。
私は2ℓペットボトル6本を2箱用意している。



5.普段の心構え

首都直下型大地震はもう10年以上前から
「30年以内に70%の確率で発生する」
と言われている。

もう10年が経過したのだから
20年以内に70%と考えるべきだ。

別記事にも書いたが、
東京23区を例にしても、古い木造建物が
密集している箇所は非常に多い。

また横浜や横須賀などはかなり急こう配の
崖にマンションが多く建てられている。

246や甲州街道沿いのように、
高いところに高速があるような場所は危険だ。

阪神淡路震災の時には、それらの高速が
倒壊して酷い惨状となった。

なのであまりにお粗末なところに
住むというのも頂けない。

前面道路の幅が狭いところは
あっという間に延焼してしまうという。

やはり住むべきところは
少々不便でも閑静な住宅街がよさそうだ。

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