賃貸大手のレオパレス21が債務超過に
陥ったようだ。
『レオパレス、3月期業績予想を下方修正…採用・異動取りやめで賃貸契約が減少』
レオパレスの名を冠したアパートは
都内全域に山ほどある。
そこに住んでいる若者諸君は、
このニュースをどう受け止めるだろうか。
「やばい、追い出されるのか」
と心配する向きもあるかもしれぬが、
結論から言うと、そんな心配はいらない。
1.債務超過➡即、倒産ではない
債務超過とは、企業の負債総額が
資産総額を上回る状態のことをいう。
個人レベルでいえば、
年収500万円の人が住宅ローン3000万円を
抱えていても破産とは言わないのと同じ。
しかし個人と企業では異なる。
企業が債務超過に陥ると、
金融機関の信用を失い、資金調達が困難になる。
しかもレオパレスのような上場企業の場合、
1年以内にその状態を解消できなければ上場廃止になる。
よって非常にマズい状態であることに違いはない。
(ただ、レオパレス側は純資産はプラスなので、
債務超過ではないと主張している)
2.倒産したところで、何も起こらない。
若者諸君は不動産投資など考えたことも
ないだろうから無頓着なのは当然だ。
まず「レオパレス〇〇」というアパートに
住んでいたとしても、
レオパレスがその建物の所有者であるケース
はほとんどない。まずない。
そもそもレオパレスはそんな仕事をしてない。
同社は土地の所有者にアパート経営を提案し、
建物を建て、管理をする会社だ。
若者諸君が支払う家賃は、
土地建物のオーナーに支払われる。
諸君がレオパレス〇〇に住んでいたとしても、
諸君とレオパレスとは無関係なのだ。
今回のニュースは、オーナーとレオパレス
との問題ということになる。
3.ただし、レオパレス社には…
以下はあくまでも、
レオパレス物件のオーナーの訴えなのだが、
①レオパレスが建築したアパートが防火基準を
満たしていない
②住人退去の際の改装費用についての疑惑
(金を取るだけ取って、作業をしてない)
などという訴えが相次いでおり、実際に、
①は数年前にニュースで大きく報道された。
建築基準法に定められた防火基準を満たして
いないということは、もし火事が起きた際に、
住人の命が危険に晒されるということだ。
不動産業をやっていて常に思うが、
賃貸物件の住人は非常にモラルが低い。
寝たばこの消し忘れなど、幾らでもある。
4.理想の賃貸住宅とは
私は36年前に上京して以来、ずっと賃貸だ。
マンション購入を考えたこともあったが、
転勤の恐れもあったし、
何より人口減少を考えると、
リスクが高いと思って買わなかった。
消極的な決断だが、どうやら正解のようだ。
中国発の大迷惑なコロナのせいで、
東京に留まる意味が希薄化された。
実際に東京は転出者が転入者を上回ったようだ。
当分、海外からの転入者は見込めない。
なので家賃が上がるはずがない。
私の36年間の賃貸生活は、偶然なのだが、
物件所有者と同じ建物に住んでいる。
過去20年住んでいる今のマンションは
1階に大家が住んでいる。
なので問題が生じたときの解決スピードが速い。
もし仮に私の住む部屋の所有者が
地方居住者であったりすると、
何かあった際、連絡もつかないことが多い。
下手すると、
オーナーが自分が貸している物件を
いまだに見たこともないというケースも多い。
賃料さえ毎月入ればそれでOKという訳だ。
こういうケースでは賃借人が割を喰らう。
ということで、
賃貸物件に安心して住むのならば、
大家との距離が近い方が良い。
しかしその分、滞納などはタブーである。
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